光の範囲は次第に狭まり、冷えた闇が君を圧迫する。
身震いした君の手を温かな親友の手が包む。
歩調を緩めず前を見据えたまま親友は言う。
「帰ったらコロッケを食べよう」
親友と買い食いしていた光景が鮮明に蘇り、凍えた体内がほっと温かくなる。
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