ずぷり、と熱くぬめったふくよかな割れ目に硬い熱塊が呑み込まれていく。
 体内を貫く熱い痺れに君は艶やかな声を上げてしまう。
 
 無機質な闇の塊は君と同じ熱を帯びて、絹の手触りで君の頬を撫でる。
 君の衝動と同じ強さで侵入したそれは、吸いつく襞を蹂躙していく。
 君の乱れた息遣いが、漆黒の人間のくちづけで塞がれる。

 心地好い痺れが君の体内を幾重にも貫き、